百合
【百合小説】新宿 少女観察日記35 少女の服装は整えられ、肌の汚れはやや残っているものの、愛らしい姿になった。
少女の服装は整えられ、肌の汚れはやや残っているものの、愛らしい姿になった。 「さて、これからどうしよう」 とり …
【百合小説】新宿 少女観察日記34 特に親と確執があるわけじゃない。しかし少女との関係は親に知られたくない。そう思ってしまうのだ。
特に親と確執があるわけじゃない。しかし少女との関係は親に知られたくない。そう思ってしまうのだ。 しかし年末の伊 …
【百合小説】新宿 少女観察日記33 デパートを宝石箱だと例える感性は私に無かった。
私達は少女が着ていた服や靴をGAPの店員に包んでもらい、その紙袋を下げ伊勢丹に入った。伊勢丹は年末ということも …
【百合小説】新宿 少女観察日記32 更衣室から出てきた少女は、愛らしい白ウサギのようだった。
少女はボロボロになった靴の踵を踏んで歩いていた。GAPを出たら、伊勢丹に寄って靴を見よう。 私は会計を終わらせ …
【百合小説】新宿 少女観察日記31 少女の「欲しい」という欲望は母親によって抹殺されてしまったのだろうか。
「ここがGAPだよ。ゆきちゃんのサイズだとキッズかな……ええと……地下だ」 私は店内地図を見ながら言った。心の …
【百合小説】新宿 少女観察日記30 「ママの……おふる……すき……」 そう言うと、少女は半袖シャツの裾をぎゅっと握った。
歌舞伎町から新宿駅東南口へと向かうとGAPのフラグシップ店が見えてきた。 「さて、どの服がいいかな。ゆきちゃん …
【百合小説】新宿 少女観察日記29 じゃあ知らない女の部屋に泊まるのは、どうなんだ……と思ったが、それは言わなかった。
美容室へ行ったのに、少女のことを店員に聞けなかった。誰か知り合いがいたら少女を奪われてしまうのではないかという …
【百合小説】新宿 少女観察日記28 同性とのキスに慣れている少女だが、セクシャルマイノリティーなのだろうか。バイセクシャル? もしかしたら性自認を自覚する前に性被害に遭っているのかもしれない。
私は少女を連れて歌舞伎町にあるBE-WAVEへと向かった。この美容室の利点は年中無休で朝の五時まで開いていると …
【百合小説】新宿 少女観察日記27 裸を撮らせる。それは少女にとって、その母親にとって生きる糧だったに違いない。
「まつり……」 少女は私に抱かれながら、呟いた。 「……まつりはふしぎ。はだかのしゃしんをとらせてはいけないっ …