百合
【百合小説】少女観察日記17 「むね、おおきいっていろんなひとにいわれた。おっぱいのしゃしんとっていいっていわれて」
■ 17 「いただきます」 「……いただきます」 少女は手の指を組んだ。 「……ゆきちゃんって、キリスト教徒? …
【百合小説】少女観察日記16 この深淵の闇を見つめている少女は来客なのだろうか。それとも「私の少女」になってくれるのだろうか。そしていつか……私の女になるのだろうか。
■ 16 私は寝間着を着て、部屋に少女用の寝間着と下着を取りに行った。旅行用鞄の中に入っている服を見ながら、私 …
【百合小説】少女観察日記15 新宿・歌舞伎町のコンビニ前で拾った少女。だが私は彼女のことを何も知らなかった。
■ 15 「お風呂、気持ち良かった?」 そう私が尋ねると、少女は漆黒の瞳を私に向け、不思議そうに首を傾げた。 …
【百合小説】少女観察日記14 私は少女のタバコで焼かれた皮膚に触った。
「ま、股の部分、自分で洗えるかな?」 私は顔を真っ赤にしながら、少女に言った。 彼女は、洗ってくれないの? と …
【百合小説】少女観察日記13 皮と骨だけのような腕。痛々しい体付き。だがそんな少女に私は欲情してしまう。
「さぁ、湯船から出て。もう一回洗うよ」 「もういっかい」 少女は静かに湯船から出た。 「髪の毛もね。ゆきちゃん …
【百合小説】少女観察日記12 緊張している小動物を撫でているような気分だ。なぜここまで怯えるのか。私には想像が出来ない。
少女はそっと手を下ろした。 私は彼女の頭を優しく撫でる。 緊張している小動物を撫でているような気分だ。なぜここ …
【百合小説】少女観察日記11 「温かい。冷たい。痛い。柔らかい。美味しい。不味い。感じるよ」
「外にいて、寒かったでしょ」 「……さむい……」 そう呟くと少女は暗い瞳で私を怖々と見た。 「寒いって言っても …
【百合小説】少女観察日記10 少女がそっと湯船に入った。
私は少女を椅子に座らせ、念入りに足を洗った。地面に両足を放り投げ、ぺたりと座っていたので汚れている。土と、元々 …
【百合小説】少女観察日記9 こんなにも自分の中に暴力性が潜んでいたのかと驚くほど、今、私は興奮している。濡れている。
「……痩せてるね。ご飯、食べよう。一緒に温かいおでんを食べよう」 「……うん。ごはんね、えーとこのまえ、しらな …
【百合小説】少女観察日記8 愛人に暴力を振るわれる母娘。
少女の背中を洗いながら細かい傷があることに私は気付いた。タバコで焼かれたような傷もある。刃物で切られたような傷 …