月別アーカイブ: 2015年12月
【百合小説】新宿 少女観察日記23 少女の胸に触れたい。腰に触れたい。足に触れたい。そこからゆっくりと性器に触れたい。
私はすっと舌を引っ込めた。そして顔を離す。 少女は意外そうな瞳で私を見る。 「お休みのキスはもうおしまい。さぁ …
【百合小説】新宿 少女観察日記22 暫くの間、私と少女は唇を重ねていた。優しく、そっと、蝶の羽に触れるように、私はキスをした。
暫くの間、私と少女は唇を重ねていた。優しく、そっと、蝶の羽に触れるように、私はキスをした。すると唇に生暖かいも …
【百合小説】新宿 少女観察日記21 ふわりっと甘い匂いがした。シャンプーも石鹸も無臭タイプだ。きっとこれが彼女本来の匂いなのだろう。花の蜜のような甘ったるい香り。人を、私を、興奮させる。
少女の唇が動く。 ま、つ、り……と。 そして少女がそっと私の唇に触れる。私はびくんっと過剰に震えてしまった。 …
【百合小説】新宿 少女観察日記20 形の良い赤い唇。男達に蹂躙されたであろう、唇と、喉。
クイーンサイズのベッドはいつもより大きく感じられた。この部屋に連れ込んだのは少女が初めてだ。そして初めてなのだ …
【百合小説】新宿 少女観察日記19 少女は安心したように、そっと目を閉じた。 そんな安心していいの? 横に寝ている女は狼なんだよ
「また来年もしようね」 「…………らいねん……」 少女は不安と喜びを瞳に浮かべながら、こくり、と頷いた。 「さ …
【百合小説】少女観察日記18 汚れていようと、異様に痩せ細っていようと少女は綺麗だ。綺麗だと私は思う。
マンションを出て、私達は新宿イーストサイドスクエアへと向かった。エスカレーターで地下へと降り、ローソンに向かう …
【百合小説】少女観察日記17 「むね、おおきいっていろんなひとにいわれた。おっぱいのしゃしんとっていいっていわれて」
■ 17 「いただきます」 「……いただきます」 少女は手の指を組んだ。 「……ゆきちゃんって、キリスト教徒? …
【百合小説】少女観察日記16 この深淵の闇を見つめている少女は来客なのだろうか。それとも「私の少女」になってくれるのだろうか。そしていつか……私の女になるのだろうか。
■ 16 私は寝間着を着て、部屋に少女用の寝間着と下着を取りに行った。旅行用鞄の中に入っている服を見ながら、私 …
【百合小説】少女観察日記15 新宿・歌舞伎町のコンビニ前で拾った少女。だが私は彼女のことを何も知らなかった。
■ 15 「お風呂、気持ち良かった?」 そう私が尋ねると、少女は漆黒の瞳を私に向け、不思議そうに首を傾げた。 …
【百合小説】少女観察日記14 私は少女のタバコで焼かれた皮膚に触った。
「ま、股の部分、自分で洗えるかな?」 私は顔を真っ赤にしながら、少女に言った。 彼女は、洗ってくれないの? と …