タグ : 百合 小説
【百合小説】新宿 少女観察日記31 少女の「欲しい」という欲望は母親によって抹殺されてしまったのだろうか。
「ここがGAPだよ。ゆきちゃんのサイズだとキッズかな……ええと……地下だ」 私は店内地図を見ながら言った。心の …
【百合小説】新宿 少女観察日記30 「ママの……おふる……すき……」 そう言うと、少女は半袖シャツの裾をぎゅっと握った。
歌舞伎町から新宿駅東南口へと向かうとGAPのフラグシップ店が見えてきた。 「さて、どの服がいいかな。ゆきちゃん …
【百合小説】新宿 少女観察日記29 じゃあ知らない女の部屋に泊まるのは、どうなんだ……と思ったが、それは言わなかった。
美容室へ行ったのに、少女のことを店員に聞けなかった。誰か知り合いがいたら少女を奪われてしまうのではないかという …
【百合小説】新宿 少女観察日記28 同性とのキスに慣れている少女だが、セクシャルマイノリティーなのだろうか。バイセクシャル? もしかしたら性自認を自覚する前に性被害に遭っているのかもしれない。
私は少女を連れて歌舞伎町にあるBE-WAVEへと向かった。この美容室の利点は年中無休で朝の五時まで開いていると …
【百合小説】新宿 少女観察日記27 裸を撮らせる。それは少女にとって、その母親にとって生きる糧だったに違いない。
「まつり……」 少女は私に抱かれながら、呟いた。 「……まつりはふしぎ。はだかのしゃしんをとらせてはいけないっ …
【百合小説】新宿 少女観察日記26 「ゆきちゃんは綺麗だよ。可愛いよ。だから裸の写真を撮っちゃダメ」
「ごちそうさま」 少女は再び手を組んだ。 「どういたしまして」 私はお皿を片付け始めた。少女も立ち上がり、お皿 …
【百合小説】新宿 少女観察日記25 髪の毛を切り揃えるだけで、もっと可愛くなるだろう。 楽しみで、にやにやする笑顔を押さえるのが難しい。
少女は安心しきっているようだ。すーすーと寝息をたて、もう眠りについた。 トースターの中にバターを塗った食パンを …
【百合小説】新宿 少女観察日記24 少女に背を向けながら、彼女の寝息、動き、たまに触れる手や足に一喜一憂し、その度に心が高鳴るのだった。
……眠れなかった。 いや、正確には三時間ぐらいしか眠れなかった。仕事が終わった直後だからかな? とも思う。 も …
【百合小説】新宿 少女観察日記23 少女の胸に触れたい。腰に触れたい。足に触れたい。そこからゆっくりと性器に触れたい。
私はすっと舌を引っ込めた。そして顔を離す。 少女は意外そうな瞳で私を見る。 「お休みのキスはもうおしまい。さぁ …